登山者のための法律入門

著:溝手康史

加害者・被害者にならないために! 知らないでは済まされない、イマドキの山の世界、そのルール。 山の法的トラブルを回避する。
山岳事故やそれ以外の法的な問題に関して、法律の内容が明確であり、登山者がそれを知っていることが、事故と紛争を防止する上で必要です。
本書は、登山をめぐるさまざまな法律の現状を明らかにし、紛争やトラブルを防止、登山者が賢明に行動することをめざしています。
(アマゾンの紹介文より)

一昔前なら、同行者が事故に遭っても、自然相手なのでしょうがないで済まされたものだが、
訴えられる可能性があるとは、世知辛い世の中になってしまった。
山ヤに悪い人はいないということも、今の時代通用しないのだろうか。
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すごいトシヨリBOOK

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著:池内 紀
ちょうど70歳になったとき、手帳を買ってきて最初のページに「すごいトシヨリBOOK」と書いた。
自分が老いるという初めての経験で、未知の冒険が始まるのだから、下り坂の人生を楽しむために、「こういうことはこれまでになかった」「これぞ年寄りの特徴」など日々気が付いたことを記録するために「自分の観察手帳」を作った。
77歳には世の中にいないという予定にすると、億劫だけどアレをしよう。ちょっと贅沢をしてみようと、かえって決断しやすい。
手帳を付けて7年になり、77歳になったので「満期が来たら3年単位で延長する」という自分ルールを作る。

たとえば「シモ」の問題。永年お世話になったものだから「アントン」という名前を付けて、「また行くのアントン」「えっもう終わったんじゃないの」と話しかける。「いやまだまだ」とアントン。
「アントンが呼んでいるからちょっと行ってくる」「今日のアントンはなんか元気がないんだよな」

そうやって自虐というか楽しんで人生を謳歌している本だった。
著者の書いたイラストもいい。

ローマ人の物語1

定年退職した山仲間に山に行かない日は何してんの?と聞いたら
読書している、と何の本か尋ねたら塩野七生だという。
聞いたことあるけど読んだことないなぁ・・・。
ネットで調べると、教養書や歴史書としてでなく
物語として読んだ方がいいようだ。
おそらくほとんど史実の通りなのだろうが、
作者の妄想がかなり入っているらしい。

なぜローマ人だけが一大文明圏を築き上げ、長期にわたって維持できたのか、
そして彼らさえ例外なく衰亡していったが、よく言われる軍事力によってのみだったのだろうか。
ローマ時代なんてほとんど知識ゼロなので名前覚えるのが大変。

しかしながら読み進めるにつれ、2000年以上前の話なのに
まるで現代に通じるような、大勢の人々のまとめ方や
人間関係、政治的なやりとりなどがあり、興味深い。

なんせ全15巻 文庫本は43巻(笑)らしい
途中で挫折するかもだが、ゆっくり読んでいきたい。
時々心に刺さる文言がちりばめられている。

・民主政体を機能させるのに、民主主義者である必要はない。
・組織にはときおり、異分子の混入が飛躍につながるという現象が起こる。まるで化学反応だが・・・
・師(ソクラテス)の教えの一面のみを強く感じとり、それを強調する生き方に走ってしまう者が少なくない。すべての事柄には表と裏の両面がある。
・すべての道はローマに通じる
・分割し支配せよ
・ローマ人の開放的な性向

などなど・・・

ノミのジャンプと銀河系

椎名誠 著

体長1mmのノミのジャンプ力は15cmで、体長の150~200倍というから
これを170cmのニンゲンに例えると、だいたい250m跳び上がってしまう。
ところで、地球は日本列島あたりで秒速400mくらいで自転しているらしいから、
ニンゲンがノミだとすると、地表から250mのところを1秒400mの速さですっ飛んでいることになる。
どうだ!やってみたいなぁ。せめて眺めてみたいなぁ。しかしどうやれば見ることができるのだろうか。

科学のフシギを専門家でない作者の視点や実体験を基にして綴った、スーパー・サイエンス・エッセイ。
生物、宇宙、一番暑い国、寒い国などなど。
湿気のスゴイ国はホテルのベットに無造作に本を置いて出掛けていたら、
読みかけの部分が折ってあったのに、湿気で勝手に開いていたのだ。
おそるべし湿気の力。

タクラマカン砂漠を旅したとき、「法顕伝」に書かれている内容の感覚が襲ってきた。
「沙河中はしばしば悪鬼、熱風が現れ、これにあえばみな死んで、一人も無事な者はない。
空には飛ぶ鳥もなく、地には走る獣もいない。
見渡すかぎり行路を求めようとしても拠り所がなく、ただ死人の枯骨を標識とするだけである。」

キリンビール高知支店の奇跡

田村潤 著

深夜ラジオを聴いてて、気になったので読んでみることに。

著者はキリンビールの社員で95年高知支店に転勤。
当時高知は最下位ランクの支店だった。
左遷ともいわれ、始めのうちはどう部下に指示していいのかわからず、
原因を探し、社員にやる気を起こさせ、
支店の壁に「バカでもわかる単純明快」と書いた紙を貼り、
単純なことを愚直に地道に徹底してやる。
今までより高い目標値で営業周りをして、
3ケ月は上手くいかなかったものの、
4ケ月を越えると基礎体力がついてきて、
お客さんからも少しずついい反応が返ってくるようになった。

チームワークとは何か。それは馴れ合いではなく、ひとりひとりが自立することによってお互いを認め合って生まれるものである。それぞれが相手のために役立つことは何かを考えるようになる。「結果のコミュニケーション」を通じて、それぞれが自分の約束に責任を持つようになった。

「高知がいちばん」
高知県はいちばんが好きな県だ。離婚率が1位から2位に下がってもくやしがる県民性だ。「ラガー瓶消費量全国1位」は、本来お客様にとっては何のメリットもないことだが、このコピーは高知の人々の琴線に触れた。
当時若年層を取り込もうとしてラガーの味覚変更があり、それがかえって昔からの愛飲していたファンの怒りを買うことになった。「味を元に戻せ」「あの苦みが良かったのに」
98年苦労の末、ラガーの再リニューアルとなった。

「たっすいがは、いかん!」
1996~97年に高知の方からの叱責の言葉は「今度のラガーはたっすくなった」「こんなたっすいビールは飲めんぜよ」
みずっぽくて飲みごたえのないビールは嫌だと言っている。
高知の街では、このポスターを今でも見かける。

2001年高知支店はトップ奪回となった。
しかし高知の成功をマニュアル化することは難しく、当たり前のことをやっているだけで伝えることは何もない。
ただ「キリンのあるべき状態を作る」「キリンのメッセージを伝える」というビジョンを実現するのみである。
自らの決意と覚悟、どれだけ自分で考えて工夫することができるかにかかっている。それができてば数字もついてくる。また自分自身の力が伸びていく喜びも味わえるのである。
「すべては高知のお客様のために」という理念をメンバーそれぞれが強く心に持ち、「愚直に地道に」というスタイルを変えずに取り組んだからである。

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